2024年1月22日

マイクロ波化学 高効率のベリリウム製錬

マイクロ波化学は、マイクロ波を用いて核融合発電に必要なベリリウムの製錬を進める。昨年、量子科学技術研究開発機構(QST)との共同研究で、実験レベルでのベリル鉱石(ベリリウムの原料)の溶解に成功。従来の製錬では2000度の高温を要したが、マイクロ波による製錬技術なら300度の加熱処理で溶解でき、プロセスも簡素化した。環境負荷低減や省エネルギーを実現しつつ、希少なベリリウムを確保する。塚原保徳取締役は核融合の実用化に向け、「スケールアップの検証に取り組む」と意気込む。





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