タンタル需要22％減 新金協

　新金属協会のタンタル部会（部会長＝荻子貴康・三井金属機能性粉体事業部営業部担当部長）はこのほど、2022年の国内のタンタル需要は前年比22％減の388トンで、3年ぶりの前年割れだったと発表した。内訳は粉末・塊・化合物などを含む製錬部門が42％減の146トン、スパッタリングターゲット材や板・棒・管を含む加工部門は微減の242トン。製錬はここ10年で最少だった。電子部品の在庫調整に伴うタンタルコンデンサーの生産減やスマートフォン市場の低迷が需要を押し下げた。