2022年1月13日

新社長に聞く/黒谷/黒谷暁氏/素材全体視野に事業展開

世界全体が線形経済から循環経済へと転換しようとしている。2021年8月期の連結決算で過去最高益を記録した非鉄金属リサイクル大手の黒谷は、社会システムの変革期をどう進んでいくのか。昨年11月25日付で新社長に就任した黒谷暁氏に経営課題などを聞いた。

 ――新社長としての抱負を。

 「当社はこれまで天然資源の少ない日本で透明性の高い資源の有効利用に取り組んできた。今後は日本の枠を超えグローバルに循環型社会を体現する企業でありたいと考えている。現状は非鉄金属の中でも銅に特化した事業を展開しているが、銅にこだわらずにレアメタルなどあらゆる素材分野を視野に入れていく。その一環でわれわれの強みである溶解技術を生かしていきたい。本格的な資源リサイクルは『再利用』という意識が社会に根付くことがスタートだと考えており、その推進に今後も尽力したい」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社