2021年4月12日

マーケットを読む 21年度上期市況見通し(6) 亜鉛・錫・ニッケル・金

亜鉛 2700―2800ドル中心の高値圏 三井金属 金属事業本部亜鉛・鉛事業部亜鉛ユニット営業部長 菅原健二氏

上半期のLME亜鉛相場は足元並みのトン2700―2800ドル中心と予想する。世界的な金融緩和を背景に投機資金の流入が続き、亜鉛本来の需給を無視した高値圏にとどまるとみる。亜鉛地金は2020年、21年と供給過剰の見通し。余剰幅は20年比で狭まるが、需給面の後ろ盾が弱いため3000ドルの抵抗線を抜けるのは難しいだろう。

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