2021年3月1日

銅価100万円時代の再来(下) ■電線・伸銅■ 電線、適正価格へ危機感 伸銅、 素材代替懸念は弱く

銅電線需要に見合わない国内銅建値の上昇に、大手電線メーカー販社は「ここできっちり(適正な価格のための)旗を掲げておかなければ大変なことになる」と危機感を募らせる。屋内配線電力ケーブルの代表品種のVVF(ビニル絶縁シース平形)ケーブル1・6ミリ×2心サイズの市中卸売値は2月中頃、月初比でメートル当たりおよそ3円上昇し、40円前後となった。販売価格の指標となる銅建値が2月24日、トン当たり8万円上げ102万円を付けたことで、メーカー各社はさらなる値上げを打診している。前出の電線メーカー販社は「目標は3月中に44円だ」と意気込む。

スポンサーリンク


九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社