2021年2月24日

「トップに聞く UACJ 石原美幸社長」アルミ再生、環境に貢献 車材以外の輸送機器開発も

UACJは国内外で缶材が好調に推移している。昨年10月以降は自動車材も復調の兆しがみえてきた。引き続くコロナ禍をいかに乗り越えるのか。21年の事業方針や構造改革後に目指す姿などを石原美幸社長に聞いた。

 ――20年の振り返りを。

 「コロナ禍の影響が大きかった。昨年1―6月の箔や押出事業などを展開している中国国内の生産は、前年から続いていた米中貿易摩擦に加え、コロナ禍で生産が停止した部分もあった。日本国内の拠点で製造している液晶・半導体製造装置向けの厚板生産にも影響があった。4―9月は日本と北米、東南アジアの地域でコロナ禍の影響を受けた。自動車用のアルミ構造部材を納入している北米では、お客さまの自動車生産の停止に影響を受けることもあった」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社