2021年2月22日
UACJ、構造改革への取り組み 新堀 勝康常務に聞く 機動的に損益改善策
UACJは2019年9月に発表した「構造改革の実行」に基づき、海外拠点の設備能力の最大活用や国内外の拠点集約、財務体質の改善やガバナンス向上を目指している。21年の構造改革はいかに進むのか。構造改革本部長・経営戦略本部長を務める新堀勝康常務執行役員に話を聞いた。
――20年の構造改革の成果は。
「コロナ禍の影響もあったが、計画した改革は予定通り進捗している。海外拠点の生産体制の整備も計画通りに推移した。国内も拠点整備やガバナンス体制を確立しつつある。さまざまな施策を実施するための組織再編や役員体制のスリム化などを行った。生産設備や社内体制は整ったが、コロナ禍で想定外のこともあった。米トライアローズアルミナム(TAA)は圧延機の立ち上げが多少遅れたが、昨年4月以降は生産に寄与している」
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