2020年8月3日

中国向けスクラップ輸出 8月中旬以降急減速か

 中国向けスクラップ輸出に8月中旬以降、急ブレーキがかかるかもしれない。中国が廃棄物管理に関する法律を改正するのに伴い、9月から銅・アルミなどのスクラップ輸入で禁止物の混入など違反が発覚した場合に輸入側が50万―500万元(約750万―7500万円)の罰金を課されるためだ。中国の伸銅メーカーや有力輸出業者に9月以降到着の取引を当面控える動きが見られ始めており、国内でも「込み黄銅などは8月のお盆前に出して、その後はしばらく様子見」(中国のメーカー系輸出業者)との声が聞かれる。

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