2019年5月15日

JX金属 装置産業から「転身」

 JX金属は13日夕、都内ホテルで記者会見を開き、2040年に向けたグループ長期ビジョンを公表した。技術による差別化でグローバル競争を優位に戦える事業を「フォーカス事業」とし、成長戦略のコアにする。従来の下流事業に当たる機能材料、薄膜材料など。上流の資源、中流の製錬は「ベース事業」とし、一定の収益規模と組織基盤を維持しつつ、フォーカス事業に必要な経営資源を供給する。銅だけでなく、先端素材に不可欠なレアメタルも中心ドメインに位置づける。

 長期ビジョンの策定を主導した村山誠一次期社長(現取締役常務執行役員[経営企画部管掌])が説明した。従来の資源・製錬中心の装置産業型企業から、先端素材や循環型社会の実現に資する高付加価値製品・技術を提供する、技術立脚型企業への「転身」を明示した。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社