2018年8月20日

シヤッター・ドア協会 浸水防止設備JIS化へ

 水害時に地下街や海抜の低い地域などへ水が浸入するのを防ぐ「浸水防止用設備」について、日本シヤッター・ドア協会(東京・千代田区、JSDA)は日本工業規格(JIS)の原案を策定している。今年秋をめどに日本規格協会(JSA)に原案を提出する。JSAの審議を経てJISが制定されれば、浸水防止用設備としては国内初となる。近年、短時間に大量の雨が降るゲリラ豪雨が増え、排水しきれなくなった雨水による浸水被害が起きやすくなっている。このため地下街や地下鉄の発達した都市部や、アスファルトの舗装が多い地域でシャッター・防水扉などの浸水防止装置の採用が増えている。一方でサイズの表示方法や試験方法などがメーカーごとに異なり、製品性能を比較しにくい面もあった。規格を統一することで製品の品質が明確になり、使用者の安全や安心が高まる効果が期待できる。

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