2017年9月22日

工藤、アルミ溶融装置を開発 廃タイヤ燃料で国内初

 非化石燃料のタイヤ廃材を利用したボイラーを製造販売する工藤(本社=青森県八戸市、工藤美佐男社長)は、低コストで高純度のアルミニウムインゴットの製造に成功した。同社によると廃タイヤを燃料にしたアルミ溶融装置の開発は国内初で、スクラップなどを取り扱うリサイクル業者への拡販を目指す。現場を指揮する工藤博常務取締役は「資源の有効活用と地球温暖化防止に役立て、燃料コストを大幅に削減すべく地産地消のリサイクルを確立していきたい」と話す。まずは来春からの国内販売を目標に、将来的には海外展開も視野に入れる。

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