2017年9月4日

雑電線、中国で輸入許可停止

 中国向けの雑電線(被覆銅線)輸出が8月下旬から止まっている。主要な向け先である天津や広州で多くの輸入業者が輸入許可(ライセンス)を停止されたためだ。中国政府は環境対策が不十分なスクラップ業者の取り締まりを強化しているが、急すぎる措置に日本で雑電線を取り扱う企業は困惑する。足元は「値段が付けられない」(神奈川の輸出業者)との声が聞かれ、国内で行き場をなくした雑電線の処理が今後問題になりそうだ。

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