2017年6月2日

タイ・バロパコン、プレコートライン増設

 三菱アルミニウム(本社=東京都港区、濵地昭男社長)は31日、同社が資本参画するタイのアルミ圧延メーカー、バロパコン社がアルミ板の表面に塗料を塗装するためのプレコートラインを増設すると発表した。投資額は約5000万バーツ(約1億5000万円)で、2017年中の稼働を目指す。プレコートしたアルミ板はエアコンや自動車熱交換器のフィン材に使われており、今後も需要の伸びが期待できる。バロパコン社は現在、現地ローカル企業向けの一般材を多く生産するが、海外に進出した日系メーカー向けのプレコートフィン材の方が付加価値が高く、より多くの利益が見込める。投資を通じて加工能力を高め、インドなどタイ周辺国への輸出も強化して、熱交換器用フィン材の需要拡大に応える。

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