2017年1月11日

扶桑工業、上海日永金属を買収

 銅管加工メーカーの扶桑工業(本社=堺市西区、久野二郎社長)はこのほど、上海の銅管・アルミ管加工メーカーを買収した。株式の51%を取得し、今月中に新体制でスタートする。空調冷媒のアルミ代替に備えてアルミ管事業を強化するとともに、共同出資する日冷工業(栃木県栃木市)、郷インテックス(滋賀県草津市)と銅管事業でアライアンスによる連携を図る。

 買収した「上海日永金属有限公司」(上海市嘉定区)は1994年に日冷工業などが合弁会社として設立。資本金は410万ドル。従来は他の日系企業や個人が株式を保有していたが、株式譲渡に伴い出資比率は扶桑工業51%、日永工業34・1%、丸紅メタル10%、郷インテックス4・9%で4社保有となった。会社形態は合弁企業から外資企業に変更した。

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