2016年10月4日

藤崎金属が自己破産へ

 東京都墨田区に本社を置く非鉄金属流通の藤崎金属は自己破産を申請する意思を固めた。9月30日に1回目の不渡り手形を出していた。今月半ばをめどに東京地方裁判所に自己破産を申請する予定。負債総額は10億円以上になるとみられる。同社は神戸製鋼所の旧門司工場(現神鋼メタルプロダクツ)に勤務していた藤崎有功氏が独立し、1950年に創業した老舗の軽圧品・伸銅品流通。前社長だった藤崎昭憲氏が昨年12月に死去したのを受け、娘の川口京子氏が3代目の社長に就任した。資本金は5000万円で、直近の業績は売上高が20億2000万円、最終損益が8700万円の赤字だった。

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