14日に発生した熊本地震は19日も余震が多発。非鉄業界では復旧が遅れている。その中、非鉄スクラップ業界では、地震で発生したがれきを処理するため、受け入れ体制を整えつつある。
福岡県南部の有力非鉄スクラップ問屋である柴田産業(福岡県久留米市)は大牟田エコタウンにある大牟田エコリサイクルセンターで受け入れ体制を整備。「依頼があればいつでも対応できる」(柴田功治社長)という。
熊本県内では鉄スクラップ業者が非鉄スクラップを扱うケースが多い。熊本市以南にヤードを構えるスクラップ業者は、18日午後以降から順次、ヤードをオープンさせている。
ただ、高速道路の不通やアスファルトの剥離や陥没など道路事情の悪化で、物流はスムーズとは言えない状況だ。