2016年1月20日

中国産マグネ、3年半ぶり反発

 中国産マグネシウム相場が、3年6カ月ぶりに反発した。マグネ在庫がいったん解消したことに加え、海上運賃やフェロシリコン価格の値上がりなど、生産コストの上昇も背景にある。直近高値から4割以上も下落した相場低迷が長く続いたため、赤字を余儀なくされていたマグネ工場は、ここにきて意図的に価格を引き上げているという。非鉄金属専門商社タックトレーディングの上島隆社長は「旧正月が明ける2月ごろまでは、売り手市場になりそうだ。しばらくは相場も強基調が続く見通し」であると指摘する。

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