2015年11月4日

廃バッテリー、韓国向け輸出急減 鉛安で売り控え

 韓国向けの廃バッテリー(使用済み自動車用鉛蓄電池)輸出が急減した。財務省がこのほど発表した貿易統計速報によると、9月輸出量は前月比34・5%減の3422トンと、3年8カ月ぶりの低水準。鉛相場下落による一時的な売り控えとみられ、その証左として輸出平均単価は前月比キロ1・4円安の98・9円と、依然として高値が継続。足元の二次精錬メーカーの原料事情も一向に改善されていない。

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