2015年6月3日

LIXILグループ、損失3年で662億円予測 ジョウユウの債務膨らむ

 LIXILグループは3日、独フランクフルト市場に上場し中国で事業展開する子会社、ジョウユウの破産手続きに伴い、2014年3月期から今期までの3年間で計上する損失が、最大で約662億円になる見通しだと発表した。従来は2年間で最大約410億円としていた。ジョウユウの借入金に対する債務保証が想定を上回り、同子会社の株式価値がゼロになったことによる損失も拡大した。

 662億円の損失の内訳は、ジョウユウの株式の帳簿上の価値が約332億円、ジョウユウの借入金に対する債務保証が最大約330億円。5月に発表した際は前者が250億円、後者が160億円と試算していた。

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