2013年6月19日

神戸製鋼 アルミ厚板、平坦度向上

神戸製鋼所は18日、精密機械加工用準高精度アルミ合金厚板「アルジェイド」をスペックアップさせ、今月から販売開始したと発表した。今回は既存の「アルジェイド2」の性能アップを図ったもので、「アルジェイド3」ではなく、シンプルな「アルジェイド」の名称で発売。同社によると、アルミ厚板市場は現在月間約3000トンあり、うち神鋼が30%のシェアを有すると推定。神戸製鋼ではこれをグループ中期経営計画の最終年度となる2015年度までに、同社のアルミ厚板「アルジェイド」および「アルハイス」シリーズ全体で、月販2000トンに引き上げることを目指す。 新生「アルジェイド」の主な特長は、従来品に比べ大幅に平坦度を向上。具体的には、従来品の板厚4―50ミリメートルとの比較で2分の1に改善。これにより、今まで以上に切削加工量削減および加工時間短縮など加工歩留まり改善に寄与し、ユーザーのトータルコスト削減を実現する。

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