財務省がこのほど発表した11月の非鉄金属輸出通関実績によると、銅スクラップは前年同月比19%増の2万8424トンだった。3カ月連続で増加。中国向けの引き合いが強く、11月としては07年以来で最多となった。
電気銅(陰極銅およびその断片)は8・1%減の4万921トンだった。中国向けが25%減少し2万1672トン。
アルミスクラップは95%増の1万7139トンに増えた。中国向けは40%増の9253トン。日本国内のアルミ原料価格安を受け、中国向けの引き合いが大幅に増えた。韓国向けは5・5倍の6234トン。使用済みアルミ缶を中心とする高値買いが旺盛だった。