日本エアロフォージ、倉敷工場 建設に着手

　神戸製鋼所、日立金属、ＩＨＩ、川崎重工業などが1月に共同で設立した航空機・電力プラント向け大型鍛造品を製造する「日本エアロフォージ」（略称Ｊフォージ、本社＝東京都中央区）は9日、岡山県倉敷市の玉島ハーバーアイランド内で本体となる倉敷工場の建設に着手した。

　施工元請はＩＨＩ、施工下請は清水建設・大本組ＪＶ。約5万平方メートルの敷地に約1万9000平方メートルの鉄骨造平屋建ての工場棟（最高40メートル）、約1000平方メートルの3階建て事務所棟を建設、国内初、世界最大級の5万トン大型油圧鍛造プレス（高さ20メートル）などを導入し、2013年4月から操業を開始する予定。操業開始までに本社を倉敷工場内に移す。13年度中に従業員40人態勢で量産に入り、17年度には売上高130億円を目指す。総事業費約200億円の大型プロジェクトが本格的に動き出した。