日立電線は9日、2013年3月期を最終年度とする3カ年中期経営計画の内容を見直した「リニューアル・プラン”BRIDGE”」を発表し、光海底ケーブル事業から撤退する方針を明らかにした。
不採算事業見直しの一環で、他にも銅管、通信ケーブル、半導体パッケージ材料の事業再編を盛り込んだ。固定費圧縮策として、国内連結人員の約1200人削減、海外生産拠点の集約、国内営業体制の再編も実施する。これら施策で13年3月期の固定費を11年3月期比100億円減らす計画。
経営基盤を抜本強化しながら、産業・電力・情報通信インフラを引き続き重点ターゲット分野と位置付け、海外事業の強化策と併せて成長戦略を描く。