2011年4月27日

黄銅棒1・7万トン台回復、条は減少 震災で明暗

 日本伸銅協会が26日発表した3月の伸銅品生産統計によると、黄銅棒が2008年7月以来2年8カ月ぶりに1万7000トン台に乗せた。

 11日発生した東日本大震災により、関東の事業拠点は一時的に生産調整を強いられたが、復興資材として引き合いが急増したことを受け、各社が増産対応した。一方、条製品は自動車、半導体向け需要にブレーキがかかり減少。品種により震災の需要への影響が分かれた。

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