2010年10月25日

レアアース調達、脱中国 鮮明に ベトナム開発を積極支援

 大畠章宏経産相は22日、閣議後の定例記者会見で、中国以外のレアアース調達先の1国として、あらためて「ベトナムが有望」と表明した上で、10月末にハノイで開催される東アジアサミット・閣僚会合に「菅直人首相が出席する」ことと並行しながら、ベトナム政府の傘下企業と豊田通商・双日が共同開発することで2009年4月にMOU(覚書)を締結した、同国北部に位置するドンパオ・レアアース鉱床について、「(正式)合意できるように(政府として支援し)努力したい」と強調した。

 これまで中国に9割超のレアアース供給を依存してきた日本が「脱中国」政策を鮮明に打ち出すとともに、菅首相自らが、具体的な資源外交に乗り出すことになった。日越トップ会談も予定されている。

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