大畠章宏経産相は21日開催の経済産業委員会(柳澤光美委員長)における中国によるレアアース輸出遅滞問題に関する質疑で、10月1日に打ち出した安定調達総合対策(5テーマ)のうち、中国1カ国に依存しない調達の分散化に関し、あらためて「ベトナム、カザフスタン、モンゴル、アメリカ、カナダ、南ア」の6カ国による供給分散化の可能性に言及した。アメリカについては、「中国のレアアース輸出価格下落に伴い、アメリカにおける生産が現在、休止状態にあるが、ここにきて日米協力の下、もう1回再開の動きがある。カナダにおいても同様の対応が取られている」と今後の安定調達先の有力国として期待感を示した。
民主党の高橋千秋および加藤敏幸、自民党の関口昌一、牧野たかお、公明党の松あきら、みんなの党の松田公太各議員らの質問に答えた。