2010年9月24日

伸銅品需要見通し、銅板条30万トンに拡大

 日本伸銅協会は22日、2014年度の伸銅品需要(輸出を含む)が、90万7430トンになると発表した。協会は3月にも同様の中期見通しを策定したが、今回も基本的な需要構造に変化はないとして、数値を据え置いた。一方、10年度の実績見通しは3月の発表値より約1%増の86万5400トンに改定。上期に半導体や自動車、デジタル家電需要が復調し、当初見通しを上回ったが、下期にエコカー補助金の終了や、欧米景気の後退で相殺され、通年では微増にとどまる見通し。

 銅板条(銅箔を含む)の需要は、12年度に過去最高だった07年度(28万9253トン)にほぼ並ぶと、その後も増加し、14年度には30万1000トンになるとした。

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