2010年6月25日

三菱アルミ、技術・開発力を強化

 三菱アルミニウムの吉村寛範社長は24日、就任後初の記者会見を行い「技術開発力、収益力でナンバーワンをめざしたい」と抱負を語った。

 吉村社長は「三菱マテリアルで長く超硬工具の開発にあたってきたが、アルミはまだ分からないことが多い。しかし自動車をはじめとする環境・省エネ分野で、アルミが増えるのは間違いない」とし、三菱アルミの将来像を「就任後間もないので、わが社の技術力を把握し切っていない」としながらも「日本の製造業は、コア技術で生き残るしかない。圧延技術や金型技術などの開発力で、日本一ではなく世界一をめざす」とし「高品質で収益力の高い新しい商品を作り上げる。価格競争では新興国にコスト面で勝てない」と技術力、開発力向上が最優先課題とした。

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