2010年3月26日

住友商事、カザフに合弁会社設立 国営公社とレアアース回収

 住友商事の加藤進社長とカザフスタンの国営原子力公社カザトムプロムのシコリニク総裁は24日、東京・霞が関の経済産業省で、直嶋正行経産相と来日中のサウダバエフ国務長官兼外務大臣立ち会いの下、カザフスタンでのウラン鉱残さを活用したレアアース回収事業に関する合弁会社「サミットアトムレアアースカンパニー(SARECO)」の設立書に調印した。

 同プロジェクトは、電気自動車のモーターなどに欠かせないディスプロシウムやネオジムを含有するレアアースの安定供給を確保しようとするわが国の資源政策と、天然ウランの埋蔵量および生産量ともに世界第2位を占め、ウランの輸出先として世界第3位であるカザフスタンとの資源・エネルギー分野での経済協力強化に向けた具体的な事例と位置づけられる。

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