三菱マテリアルは8日、6月積み鉛建値をトン1万2000円引き上げ21万円に改定したと発表した。海外相場の高値推移と大幅な円安進行を反映して、4月末の20万5000円を上回り年初来高値を更新した。これに伴い6月積みの月内推定平均値は20万7300円になった。
指標になった現地5日のロンドン金属取引所(LME)鉛現物セツルメントは、前日比トン89ドル高の1654・5ドルに上伸。世界的な株高から商品市場に安心感が広がり、非鉄全般が高騰していることに連動した。
三井金属は8日、6月積み亜鉛建値をトン1万円引き上げ19万5000円に改定したと発表した。海外相場高と為替の円安ドル高進行を受け、先月記録した年初来高値に並んだ。6月積みの月内推定平均値は19万2700円に切り上がった。