アルミ二次合金各社と、ダイカストメーカーなど需要家筋との間で進められていた4月積み製品値決め(単月後決め)交渉が平均でキロ5―7円上げで決着した。
4月は一部で据え置きとの指摘も聞かれたが、急速な輸入塊の値上がりや短期間での原料市況の高騰を映して、中部地区を中心に「陥没していた価格は3月に比べてキロ10―15円の値戻しが達成できた」とされたほか、各地区ともキロ5―10円前後の値上げが浸透したようだ。
この結果代表品種のAD12・1小口向け価格は関西地区でキロ165円中心(最終需要家渡し、120手形ベース)に浮上し、5月も一段高含みで推移している。