日立電線グループの伸銅メーカー、日立アロイ(東京都千代田区、古市勝久社長)は棒製品の製造可能範囲を拡大した。生産拠点の騎西工場(埼玉県北埼玉郡)の設備を昨年、改造・導入して、製造範囲をこれまでの直径2―170ミリから1―200ミリに広げた。細物、太物の双方を充実させることで、需要家からの幅広い要望に応えられる体制を取る。品質や納期面の向上も引き続きめざす。
これまで棒製品は最小で直径2ミリ程度が限度だったが、仕上げ工程の設備を昨年導入し、1ミリまで生産できるようになった。一方、最大限度は170ミリだったが、押出機を改造した結果、200ミリまでの生産が可能になった。