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2024.10.30
2024年1月19日
【上海支局】中国の2023年の鋼板類の輸出量は5963万トンと前年比40・6%増え、過去最高を記録した。3年連続で高水準を維持し、15年の4800万トン強を大幅に上回った。不動産不況が大きく影響し、国内需要が低迷。一方で収益を確保しようと鉄鋼メーカーが粗鋼生産を増やし、余剰となった鋼材、とりわけ付加価値が高く競争力のある鋼板類を多く輸出した。粗鋼生産は昨年後半から減少傾向を示すが内需の不振が続き、24年も輸出は高位を保つ見込みだ。
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