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2024.10.30
2023年2月10日
【上海支局】中国の鉄筋用棒鋼の生産量は2022年に前年比8・1%減の2億3763万トンと2年連続減り、19年以降の最低となった。不動産不況やゼロコロナ政策、夏場の猛暑や各地での大雨など天候不順による建設工事の停滞で需要が後退した。一方で熱延コイルの生産は増え続けた。付加価値の高い鋼板に生産を傾け、製造業向けや輸出を増やしたとみられる。コロナ規制の解除で鋼材の需要と生産は上向く見通しだが、海外市場は減速懸念が強く、需給バランスが不安定化する可能性がある。
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