2022年12月29日

中国 異形棒鋼、秋冬減産続く 春の実需回復度焦点

 【上海支局】不動産不況などによる需要の減少を受けて中国の異形棒鋼の生産が10―11月に減少を続けた。コロナ規制は緩和されたが感染の再拡大で需要の不振が続き、12月も減産基調を維持している。市中の棒鋼在庫は前年同期を若干下回るが、建築・土木とも新型コロナウイルス禍や寒波で工事は停滞し、1月下旬の春節(旧正月)明けまで棒鋼市況は軟調に推移する見込み。春の需要期を迎える3月以降の実需の回復度が焦点となる。

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