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2024.10.30
2022年3月1日
【上海支局】中国の鋼材市況が軟化している。春節(旧正月)明けの1週間は連休前からの上げ基調を維持したが、政府が高騰する鉄鉱石価格の統制に動き出したことに反応し、2月後半に下落に転じた。需要が鈍いことも背景にあるが、先週末はロシアのウクライナ侵攻の経済影響を嫌気して先物の鋼材と鉄鋼原料の価格が下がり、現物市況に影響した。鉄鋼減産が続き、春の需要期に向けて需給は締まる見通しだが、ウクライナの情勢が不確定な要素となる。
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