2021年12月29日
中国粗鋼 北部で減産に拍車 東部は電力回復で増加も
【上海支局】中国政府の鉄鋼減産の政策が続き、最大生産地の河北省の粗鋼は11月に1458万トンと前月比3・8%減り、過去4年の最低となった。CO2排出削減を目的とした政府方針と環境規制による操業制限から同省や遼寧省、山西省など北部で減少が目立つ。東部のさほど減らず、9―10月に不足した電力供給の改善で電炉の操業が上向いたようだ。春に需要が増え、粗鋼が増える観測が浮上しており、足元安定している需給に変化が生じる可能性がある。
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