2019年8月14日

中国鋼材市況が大幅下落 不動産市場先行き不安

地方政府は景気下支えにインフラや不動産の開発を進めるが(貴州省貴陽市郊)
 中国の鋼材市況が先週に大きく下落した。上海地区の異形棒鋼市況は1週間でトン140元(2000円強)、熱延コイル市況は100元下落。不動産市場の先行きが不安視され始めた中、米国の対中関税追加引き上げを受けて鋼材の先物価格が下がり、現物市況に波及した。先週に急落した鉄鉱石価格も影響した。インフラ投資の息切れが指摘され、鋼材市場に悲観的な見方が広がっている。

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