2013年8月30日

韓国電炉、鉄スクラップ市況沈静化に乗り出す

 韓国の電炉各社は、工場の鉄スクラップ在庫が増加傾向に転じたのを捉え、国内スクラップ市況の沈静化に乗り出した。在庫の適正化を打ち出していた韓国特殊形鋼は、30日から全品目でトン当たり1万ウォンの値下げに踏み切る。ただ、このところの在庫増が、電力事情による減産と8月の2度にわたる購入価格引き上げによる特殊事情であるため、現代製鉄、東国製鋼などの大手は追随していない。特に現代製鉄は日本産の契約に苦慮しており、韓国内での早期値下げは難しい状況。

スポンサーリンク