|
2003年11月27日
古河電工と矢崎総業は26日、建設用電線、電材部品など汎用電線事業について、双方の製造・販売・物流態勢を有効活用しながら収益強化を図っていく方針を発表した。現時点で、新会社設立や拠点やブランド統合などは伴わない「緩やかなアライアンス」(関係者)となる予定だが、2社計で当該部門の年間売り上げ規模は600億円を超え、業界全体において成熟分野の再編がさらに前進することになる。
昭和電工は26日、子会社である昭和電工パッケージング(SPA、本社=神奈川県伊勢原市)の関西生産拠点を集約したと発表した。奈良工場、堺工場で製造していたアルミキャップシールやアルミ製食品容器などを彦根工場(滋賀県彦根市)に集約化。これにより、同社の生産は、伊勢原と彦根の2拠点態勢に移行した。
なお、今回の集約に伴い、彦根工場内には第2工場を新設。第一工場の増設を含めた投資額は、約7億円。当面の目標について鷲尾安司社長は、「来期(04年12月期)に営業利益率で6%を目指したい」としている。
なお、今回の集約に伴い、彦根工場内には第2工場を新設。第一工場の増設を含めた投資額は、約7億円。当面の目標について鷲尾安司社長は、「来期(04年12月期)に営業利益率で6%を目指したい」としている。
山崎金属産業の山崎洋一郎社長は26日、石川県小松市市役所に赴き、西村市長に南部工業団地への進出決定を報告するとともに、小松市土地開発公社と土地売買契約を正式に交わした。同社は、昨年小松支店を開設したが、北陸および、その周辺地区への供給をさらに強化するため、今後は工業団地に建屋を建設後、加工設備などを導入。物流・加工拠点として整えていく方針を固めている。