日 本アルミニウム協会は26日、今年上期（１―６月）のアルミ圧延品（板・押出）および箔の需給速報を発表した。それによると、圧延品は生産１１９万８７２７トンと前年同期比１・５％減となり、２年ぶりにマイナス。また、出荷は同２・２％減の１１９万５１１３トンで、３年ぶりに減少した。ＩＴ需要の失速と、国内景気の減速が影響し、月を追うごとに悪化する傾向が出ている。

ト ステムは、木質内装建材や住宅設備機器の生産工場として、「大連工場」（大連通世泰建材有限公司）の建設を７月から開始し、18日に起工式を行った。同工場は、中国大連市の経済技術開発区大連工業団地内に建設され、同社の非アルミ事業の海外製造拠点として02年２月に完成、同年３月に操業を開始する予定。投資額は66億１０００万円（第１期工事）。従業員は操業開始時１０００人で、最終的に３０００人に増やす。初年度生産高は、２００億円を見込む。

東 海アルミ箔は、グループ会社の東海アルミ箔北海道の沼田工場（北海道雨竜郡沼田町）を移転・統合し、北海道苫小牧市に新工場を建設することを決めた。投資総額は２億円。９月に着工し、来年８月から操業を開始する予定だ。