2020年9月7日
鋼矢板・鋼管杭、需要前年並み見通し 台風復旧で引合い増
鋼矢板と鋼管杭の2020年度の需要(出荷ベース)は、それぞれ前年並みの40万トンレベルとなる見通しだ。昨年10月の台風19号によって多くの河川で堤防が決壊し、本設、仮設(リース)を含めメーカーへの引き合いが増加した。鋼矢板は上期から出荷が本格化しており、特に有効幅が900ミリで大断面のハット形鋼矢板はフル生産が続いている。国の国土強靭化対策は今後も継続する見込みで、土木用鋼材の需要は底堅く推移しそうだ。
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