2020年7月9日
7―9月の粗鋼需要、2四期連続減1770万トン 経産省見通し
経済産業省が8日まとめた2020年度第2四半期(7―9月)の鋼材需要見通しによると、出荷等相当粗鋼需要量は前期実績見込み比3・2%減の1770万トンと2四半期連続で減る。リーマン・ショック後の底だった09年1―3月以来の低水準。鋼材需要は輸出が減るが、自動車生産の回復などで内需が上向き、全体で1・1%増に転じる。前年同期比では粗鋼が約28%減、鋼材需要は24%減の見通し。経産省金属課ではなお高水準の在庫管理やコロナ禍による世界的な景気減速のなかで内外の需要動向を注視し、慎重な対応が必要としている。
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