2020年6月23日

全国粗鋼、5月3割減591万トン

 日本鉄鋼連盟によると、5月の粗鋼生産量は591万6000トンと前年同月比31・8%減り、3カ月連続減少した。600万トンを割ったのはリーマン・ショック時の2009年4月以来。新型コロナウイルス感染拡大による需要の減少が国内外で続き、鉄鋼大手各社が高炉を一時休止するなど減産幅を増した。前月から10・0%減ったが6―7月に高炉の一時休止が追加され、減産効果は月を追って表れることから、粗鋼はさらに大きく落ち込む見込みだ。

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