2020年2月10日
ステンレス一貫2社 4―12月業績、国内外とも需要環境厳しく
ステンレス一貫メーカーである日鉄ステンレス、日本冶金工業の2019年4―12月期決算が7日に出そろった。4―12月期は米中貿易摩擦などの影響を受け、国内需要は停滞が続き、輸出も主要分野で概ね減少傾向をたどった。この市場環境下、日鉄ステンレスは受注スキップを含めた出荷抑制による市中在庫適正化施策が上期に完了したことで、下期の出荷数量は定常状態に戻り、4―9月期の営業赤字から黒字に転換。日本冶金工業はステンレス鋼板(一般材)、高機能材ともに販売数量が前年同期比で減少し、営業利益は同大幅減益となった。
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