2020年2月5日

中国鋼材先物価格 春節明け大幅下落 新型肺炎蔓延による景気下振れ懸念映す

 中国の先物市場の鋼材価格は春節(旧正月)明けに取引を再開した3日、大きく下落した。新型肺炎蔓延による景気の下振れが懸念され、売りが先行。熱延コイルはトン3266元(約5万円、20年5月限品)と春節入り前の1月23日から7・5%、約4000円下がり、同品上市の昨年5月以降最大の下げ幅を示した。鉄鋼需要が減退する見通しの一方で鉄鋼生産は高水準を保ち、企業活動が再開される10日以降に現物の鋼材市況が崩れる不安が高まっている。

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