JX金属は3日、2月積み銅建値をトン3万円引き下げ64万円に改定したと発表した。中国の新型コロナウイルス感染拡大を背景とした海外非鉄市況の下げが止まらず、銅建値は先月21日にかけた直近高値73万円から2週間余りで9万円(12%)下落。昨年10月初旬以来4カ月ぶり安値となった。
三菱マテリアルは3日、2月積み鉛建値をトン3000円引き下げ27万1000円に改定したと発表した。指標となった現地31日のLME鉛現物セツルメントは1874・5ドルで、前回建値改定時から26・5ドル下落。3日の東京為替TTSは1ドル=109・52円と0・35円の円高ドル安だった。
三井金属は3日、2月積み亜鉛建値をトン1万5000円引き下げ29万2000円に改定したと発表した。海外相場下落と円高ドル安進行を受け、昨年12月半ば以来1カ月半ぶりに30万円を割り込んだ。