2019年12月26日

海技研、空気潤滑法の高度化推進

海上・港湾・航空技術研究所・海上技術安全研究所は船舶の省エネ、温室効果ガスの排出削減に関する研究開発の一環として、船首船底部から空気を吹き出し、船底摩擦抵抗を低減させる空気潤滑法を開発する。すでに実船に採用され、最大10%以上の省エネ効果が得られており、省エネ効果の増大を狙った高度空気潤滑法の確立を推進。省エネ効果を3倍以上の30%レベルとする目標を掲げ、空気吹出周波数を制御し、省エネ効果増加の可能性を探る。前年度から着手され、今後5年以内に国内造船メーカーなど民間企業との連携を念頭に同法の高度化を進めていく。基礎的な要素を固め、次ステップへ移行、実船への適用を民間と組んで実用化を目指す。

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