2019年11月29日
普通鋼輸入、4カ月ぶり減41.5万トン 10月、前月比では17%増
日本鉄鋼連盟が29日に発表した10月の鉄鋼貿易実績によると、普通鋼鋼材輸入量は前年同月比6・2%減の41万5000トンとなり、4カ月ぶりに減少した。ただ、前月比でみると17・0%増となり、7月以来、3カ月ぶりに40万トン台を記録し、ジワリと増加気配も垣間見える。アジアを中心にした海外市況が底入れしたとはいえ、国内鉄鋼メーカーの再編や国内外の市況差が残る中では、薄板類を中心に輸入材の増加懸念は消えない。
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