2019年10月4日

日本製鉄 君津第1製鋼工場 来年1月、操業再開へ

日本製鉄は3日までに、9月上旬に関東地方を直撃した台風15号の影響で操業を停止している君津製鉄所(千葉県君津市)の第1製鋼工場について、倒壊した煙突・燃焼放散筒を12月末までに復旧し、来年1月から操業再開を目指す方針を決めた。第1製鋼工場の溶鋼を使って生産している特殊鋼線材は、これまでに八幡・室蘭の両製鉄所で代替生産を始めたほか、一部は他のメーカーに応援を要請。また他の製鉄所で製造した半製品(ブルームやビレット)を君津に運び、君津で製品化するなどの対応もとられている。君津の一定の減産は避けられないものの、自動車メーカーをはじめとする取引先との相談も密に行い、影響を最小限に止める努力が続けられている。

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